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TOEICでハイスコアをとるための勉強で使える英語力が身につくのか? [TOEIC]

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今月(12月)にTOEIC SWを受けましたが、来月(1月)はTOEICを受験予定です。

最近色んな人たちのTOEIC関連のブログなどを拝見し、また、転職先の人と話していて考えさせられることがありました。

それは何かというと、タイトルにあるとおり、「TOEICでハイスコアをとるための勉強で使える英語力が身につくのか?」ということです。

ちょっと深堀して考えたので、下記に私なりの考えを書かせていただきます。

そもそも論ですが、なんでみんな英語の勉強をこぞってするのかというと、別にTOEICでいい点が取りたいからではないと思うんです。

もちろん、TOEICでいい点をとることが「目的」になっている人もいるかもしれませんが、その点はあまり突っ込まないでください。

大半の人は、英語を勉強するのは、英語でコミュニケーションをとれるようになりたい、英語の本を原文で読みたい、映画を字幕なしでみたいなど、英語を1つの「手段」(媒介ともいえるかもしれません)として、使いたいからだと思うんです。

「TOEICでいい点を取った=英語を上記のようなコミュニケーションなどの手段として使える」と100%言えるのならば、「TOEICでハイスコアをとるための勉強で使える英語力が身につく」と言えると思います。

ただ、悲しいかな、「TOEICでいい点を取った=英語を上記のようなコミュニケーションなどの手段として使える」とはいえないのが実情です。

私のまわりにもいますが、TOEICではハイスコアをとっているけど、仕事では全然英語がしゃべれない人が結構います。


また、ちょっと視点を変えて、TOEICの目的ってなんでしょう?

TOEICの公式サイトでは以下の通り説明されています。

「TOEIC(トーイック)とはTest of English for International Communicationの略称で、英語によるコミュニケーション能力を幅広く評価する世界共通のテストです。」(出典:http://www.toeic.or.jp/toeic/about/what.html

評価するためのテスト、それがTOEICなんですね。

ちょっと言葉を変えて言うと、チェッカー、評価システムなんですね。

当然ですが、チェッカーにもクセがあって、本来の実力がなくてもいい点を取る抜け道的な方法もあります。

これは資格試験の宿命みたいなもので、どうしてもこの抜け道はなくならないと思います。

そして、点数至上主義的になってしまうと、この抜け道が利用されて、ゆがんだ結果になってしまうと思うんです。

「ゆがんだ結果」とは、すなわち、点数はいいけど、実際には使えない=英語がしゃべれない、ということです。

これって本当に英語を勉強している人が望んでいることなのでしょうか?

評価のための勉強ってどうなのでしょうか?

中には昇進の条件になっているからハイスコアが欲しいんだ、だから抜け道を利用しようといい点を取った方がいいんだ!という人もいます。

これって一見正しいように思えます。昇進のため、もっというとお金のため、ハイスコアを取ると割り切っているならば、全然ありだと思います。

私も昇進したいし、お金も欲しいですからね。


ただ、これもよく考えてみてください。

会社が昇進の条件にTOEICのスコアを求めているのは、その先にある英語でコミュニケーションがとれる、ビジネスで英語が使える、ということを求めているからなんです。

会社は、「ハイスコア」に昇進やお金を与えているのではないんです。

また会社は「ハイスコア」を取っている以上、英語ができて当たり前と思うようになるんです。

でも、実際は英語が使えないとしたら、どうでしょう?

会社には嫌な顔をされて、自分は英語ができなくて、つらい思いをすることになるかもしれません。



このように具体的に考えていくと、ただ点数を取るためだけの勉強って誰もハッピーにならないと思いませんか?


なので、私が声を大にしていいたいのは、点数は二の次で使える英語を身に着けよう!ということです。

TOEICのハイスコアなんて、昇進などで本当に必要になったらとるように頑張ればいいんです。

TOEICはあくまで一つの自分の現時点での英語レベルを確認評価するためのツールだ、ということを肝に銘じるべきだと思います。

ゆがんだ試験対策勉強や、英語コミュニケーション能力の向上に役に立たないような勉強は、とっととゴミ箱にポイポイしてください。


私が欲しいのは、英語をビジネスやコミュニケーションで使える能力です。

そう考えると、あまりに試験対策に特化した勉強(=抜け道を利用する勉強)をしようなんて思わないです。

TOEIC対策本とかありますが、抜け道的な本を決して参考にするべきではないです。

ただ、出題傾向などを知らないと適切な評価がされないので、そういった試験の内容を紹介するという意味での対策本は大いに参考にするべきだと思いますが。



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